先日、ライブドアの「本が好き!」というプロジェクトを知り、参加させてもらうことになりました。
これは読書好きで、書評を載せるブログを開設している人にはお勧めのプロジェクトです。(詳しいことは「本が好き!」プロジェクトのサイトをご覧ください。)

で、そのプロジェクトからの献本第1冊目が『イエスが愛した聖女』です。昨年『ダ・ヴィンチ・コード』を読んでおもしろくて「マグダラのマリア」にも興味が少し湧いていたところでしたから、この本がリストにあったので、申し込みました。
読後の感想は、なるほど『ダ・ヴィンチ・コード』の設定は充分ありうる、というものです。
『イエスが愛した聖女』の著者が述べているように、決定的な証拠はなくても、いろいろな資料から、「マグダラのマリア」とイエスが結婚していても全くおかしくない。それどころかこの本に収録されている資料では、「マグダラのマリア」のことをイエスの「伴侶」と述べているのです。
私はキリスト教徒ではないけれど、新約聖書を読んだことがあるし、イギリスを始めとするキリスト教文化圏の国の小説を読むことが多いので、わりと自然に聖書関係の文言に触れていました。
でも、「マグダラのマリア」については、この本の表紙カバーに書かれているように「悔い改めた娼婦」のイメージしかありませんでした。
「イエスの伴侶」と「悔い改めた娼婦」では、かなり印象が違います。そして、「マグダラのマリア」は「イエスの伴侶」以外にも、イエスの「最も愛した弟子」として、イエスの教えに関して「マリアの福音書」まであり、イエスの亡き後、優れた指導者になりうる存在だったのに、「悔い改めた娼婦」のイメージのみが突出してしまったのです。
(私はこの本で、初めて「マリアの福音書」なるものがあったと知りました。)
なんでそうなったかと言うと、やはり他の弟子たちの男尊女卑的な考えが大きかったらしいです。
正直なところ、イエスが処刑される時にとばっちりを受けるのが恐ろしくて逃げまくった弟子たちが、毅然としてイエスの近くにとどまって弔いをしようとして誰よりも早く「復活したイエス」の姿を見たとされる「マグダラのマリア」を意図的に貶めたようです。
はっきり言って、同じ女の立場からは「許せん!」という気持ちになりました。この本を読んで、「マグダラのマリア」のイメージがガラッと変わりました。
ただ、この本は、文章が硬いというか、ちょっと読みにくいので、内容はおもしろいのに、惜しい気がします。気軽に読めるような文章じゃありません。
宗教学者が書いたので、仕方ないとは思います。また、日本のキリスト教徒でない、一般の読者が読むとは想定していないとも思います。
だから日本の一般の読者が読むと、「マリアの福音書」「トマスの福音書」「フィリポの福音書」と、新約聖書に入ってない福音書や「ピスティス・ソフィア」など、よほどキリスト教関係に詳しい人でないと、さっぱりわからないんじゃないかと思われる資料や、専門的な文章が続くので、「?の山」をあえぎつつ登る、ということになってしまいます。
信憑性を高めるために、たくさんの資料を入れているのでしょうが、もう少し噛み砕いて書いてくれたらもっと良かったのにと思います。

- 著:マービン マイヤー 著:エスター・A. デ・ブール 訳:藤井 留美 訳:村田 綾子
- 出版社:日経ナショナル ジオグラフィック社
- 定価:1680円(税込み)
イエスが愛した聖女 マグダラのマリアlivedoor BOOKSで購入書評データ
できたらよろしく。

本
親が高齢になるとやはり色々
心配事がふえます。
いつまでも元気で過ごしてほしい
ものですね(*^-^*)☆
又ちょくちょくお邪魔しますね。
ありがとうございました。