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幻想の探偵「ハーリ・クィン」

今日は、クリスティー作品の中では、ちょっと地味な、でもとてもユニークで心惹かれる「ハーリ・クィン」ものについて。

ハーリ・クィン氏は短編にしか登場しません。そして出番もほんのわずか。

クィン氏が登場する物語の主役はサタースウェイト氏で、氏の前に謎めいた現れ方をしては会話により事件の謎を解くカギを与え、また、いつのまにか消えてしまう、不思議な人物がクィン氏なのです。

クィン氏は、神秘的というか妖精っぽいというか、幻想のようというか、とにかく生身の人間であるという印象を与えない、変わったキャラクターです。


このサタースウェイト氏とクィン氏の不思議なコンビが登場する物語は、恋愛の絡んだものがほとんど。クィン氏の示唆によって行動するサタースウェイト氏が実際に事件を解決して、不運な恋人たちが救われたり、真犯人がわかったり、というストーリーがほとんどです。

サタースウェイト氏は、クリスティーの初期のポワロもの『三幕の殺人』で登場しています。この物語は三人称で記述されていますが、氏は語り手に近い扱いで、クィン氏とのコンビでも同様、事件はサタースウェイト氏の目を通して語られます。

サタースウェイト氏はある程度の資産家で、美術や演劇に造詣が深く、特に絵画の目ききで、収集が趣味という人物です。

クィン氏とサタースウェイト氏のコンビが登場する短編集は、ハヤカワ・ミステリ文庫では、短編集『謎のクィン氏』『愛の探偵たち』(の中の1編)『マン島の黄金』(の中の1編)です。

このコンビの登場する物語は、独特の不思議なムードを持っていて、日常の雑事や心配事、悩みを一時置いておきたいとき読むのにぴったりです。

それは否定的な「逃避」ではなくて、「心の安全弁」だと思っています。

その問題の渦中にいて、ひとつの感情が膨れ上がって辛くなるとき、いったん全く違う世界に自分の心を置いてみて、落ち着いてからまたその問題を見ると、気持ちが楽になります。

少なくとも、ずっと思い詰めるよりは、自分の心にとって、良い結果になります。

そのためには、あまりにも刺激的だったり、嫌悪感を催すような事件を扱っているミステリーでは、安心してその世界に浸ることができません。

その点、クリスティーの作品は日本人の私にとって、安心して遊べる、価値観の合う異世界なんですが、その中でもクィン氏の登場する物語は「抜きんでた異世界」で、文字を追って自分の頭の中に作り出す世界を堪能させてくれます。
(以下の表紙画像はセブンアンドワイ、テキストリンクはアマゾン)

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謎のクィン氏

このハヤカワミステリ文庫の本を、私はボロボロになるくらい読んでいます。
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